マクアケ「外部有識者会議 実行者分科会」第1回開催報告

2022.08.29
マクアケ「外部有識者会議 実行者分科会」第1回開催報告

アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake」を運営する株式会社マクアケ(以下、当社)は、定期的に社外からの意見を集め、議論した上でサービス運営に反映することで、今後もより社会環境に即した健全かつ価値のあるプラットフォーム運営を目指すことを目的に、社外の重要な関係者であるサポーターや実行者、さらにプラットフォーム運営に専門的な知見を有する各界の専門家から構成する「外部有識者会議」を設立しています。

「外部有識者会議」については、こちらをご覧ください。

 

2022年7月19日(火)に、「Makuake」で新商品や新サービスのプロジェクトに挑戦する事業者であるプロジェクト実行者(以下、実行者)をお招きした「外部有識者会議 実行者分科会」の初回を開催したので、その概要を公開します。

なお、今回参加された実行者は、「Makuake」の中でも最も掲載プロジェクト数の多いプロダクトジャンルの実行者で、自社企画自社製造・自社企画製造委託・大手企業の研究開発技術を活用した新規事業・輸入代理販売という、それぞれ異なるビジネスモデルを展開する4社です。

※別途実施した、各界の専門家委員による「外部有識者会議」の第1回概要については、こちらをご覧ください。

 

■マクアケ「外部有識者会議 実行者分科会」第1回概要

【日時】2022年7月19日(火)14:00~15:30
【場所】オンライン
【出席者】
<実行者> ※50音順
木村 祥一郎氏:木村石鹸工業株式会社 代表取締役社長
中野 裕明氏:日本電気株式会社 事業開発統括部 Lifestyle Supportグループ ディレクター
野本 豪氏:TSUMIKI合同会社 代表者
道端 孝助氏:株式会社ブレインスリープ 代表取締役

<当社>
坊垣 佳奈:共同創業者/取締役
坂本 めぐみ:執行役員 品質保証本部長 兼 人事本部長
矢内 加奈子:執行役員 コミュニケーション戦略本部長
松岡 宏治:キュレーター本部 局長

【アジェンダ】
1.  本会議の目的の説明及び出席者による自己紹介
2. 「Makuake」についての説明
3. 「Makuake基本方針」及び審査方針についての説明
  ※「Makuake基本方針」についてはこちらをご覧ください。
4. 実行者の皆様からの意見

 

■議事概要

・当社より、本会議の目的と当社および「Makuake」の最新状況を改めて説明した。
・当社より、「Makuake」に掲載するプロジェクトの考え方と基準を明文化した「Makuake基本方針」発表の背景と審査方針について共有した。
・参加実行者より、前述の説明内容及び各自の考えについて広く意見を募った。

 

■各実行者からの意見
◯当社から説明した「Makuake基本方針」及び「Makuake」への意見

・「Makuake基本方針」の存在や、サポーターから様々な意見が寄せられていることを知らなかった。実行者としても知っておく必要があると感じる。

・「Makuake基本方針」は、実行者だけでなくサポーターや一般生活者に伝わっていないことも課題だと感じた。実は私自身もこの会議をきっかけに知った。いかにサポーターに「応援購入」という世界観を理解してもらうかが、これから重要になってくると思う。

・「Makuake」がクラウドファンディングからポジショニングを変えたことで、ECと同じように捉えて購入するサポーターもいるのではないか。そのために、いいものが早く手に入ることを期待され、商品の届くスケジュールや品質についても厳しい声が上がるのではないかと思う。

・国内外において様々なジャンルでOEM生産品があるが、それがオリジナルなものであるかどうかや、新しさやユニークさがあるかという部分はプロジェクトページ上でも表現していくべきだと思う。

・ここ数年、「Makuake」や他のプラットフォームが急速に広がっていく中で、輸入販売に関わる一部の国内外の事業者の間では、海外から商品を安く仕入れて販売したい、という要望がある人もいると聞く。マクアケには引き続き「Makuake基本方針」や審査基準に沿って、しっかり見極めてほしい。

・一方で、審査を今以上に厳格化したり、サポーターの応援購入のリテラシーを高めるということは、基本的に対象となる実行者やサポーターが絞られていくことになるので、プロジェクトに参加する敷居が高くなるのではないかと感じる。

・自社が「Makuake」に掲載したプロジェクトでは、アーリーアダプターに応援購入してもらい、試作品として発表した未成熟なものをサポーターと一緒に育てていく想定で取り組んでいた。その一方で、品質に期待していた一部の方からは厳しい声もあり、「Makuake」に掲載する段階で品質保証をどこまでするべきか悩んだ。

・品質基準が高すぎると実行者としては厳しい一面もあるが、それをサポーターに理解してもらうためにも、応援購入した後も実行者とサポーター間のコミュニケーションがしっかり続いていることが重要だと思う。最終的に関わってよかったと思ってもらえると、サポーターの捉え方も変わるのではないか。

 

◯サポーターにも「Makuake」や各プロジェクトについてより理解を深めた上で応援購入してもらう必要があると考えている。
そのために、例えばプロジェクトページ上でどのようなプロジェクトかラベリングをしたりOEMであることをわかりやすく明記するなど、今後より様々な観点でプロジェクトの情報を開示することについて、実行者としてはどう感じるか。

サポーターにきちんとプロジェクトを理解してもらった上で応援購入してもらうのは、実行者にとってもいいことだと感じる。

・自社のプロジェクトでも、テレビ番組など様々なメディアに取り上げられたことにより、想定よりも幅広い層のサポーターが応援購入してくれたが、高齢の方で商品の使用環境が整っていないことが後になってわかったこともあった。サポーターから誤解を招かないためにも、可能な限りの情報を開示していくのはいいと思う。

 

◯自社を取り巻く現状及び今後の課題

国際情勢の変化や円安の影響により海外からの物流が滞るなどしていて、配送や開発スピードに影響が出てきている。

・アーリーアダプターからマジョリティにどうキャズムを超えて広げていけるかが悩み。幅広い人に手にとってもらう間口をどうしたらいいか。「Makuake」で最初に応援購入してくれたサポーターを尊重しながら、ECサービスと連携するなど接点をどう広げていけるかを一緒に考えてほしいと思っている。

・自社では基本的にBtoBのビジネスを行っている中で、「Makuake」では例外的にBtoCのプロジェクトを実施した。「Makuake」での実績をきっかけにBtoBのパートナーとつながることで事業成長を期待して、最初の一歩として試しにBtoC商品を発表した。その後、実際にBtoBで進化しているが、社会実装されるまで一般の方には知られないので、サポーターに進捗を伝えにくいのが心苦しい。応援購入してくれたサポーターの声を活かして進めていること、プロダクトとして進化していることをわかりやすく伝えていく方法を考えたい。

 

◯「Makuake」への提案及び期待すること

・自身もサポーターとしてプロジェクトに参加することもあるため、両方の立場から感じることは、応援購入したプロジェクトの商品や実行者がその後どうなったか、サポーターに共有できるといいと思う。一人ひとりのサポーターの応援購入によって、その後商品や会社がどう羽ばたいていったかがサポーターへ伝えられると、サポーター自身もより想いの込もったお金の使い方を意識することができるのではないか。

・「Makuake」での応援購入がきっかけで商品や実行者が羽ばたいていったというストーリーを発信していけたら、サポーターにも届き、さらに世の中に広がっていくのではないかと思う。

・「Makuake」上で、サポーターが応援購入したプロジェクトの評価ができるといいと思う。実際にどうだったかという評価までわかると、プラットフォーム自体の信頼にもつながるはず。

実行者や商品の評価がログ化されるような機能が「Makuake」にあると、実行者側も「Makuake」に掲載するときにより考えるようになり、より品質が上がっていくのではないかと思う。

・現在も「Makuake SHOP(※)」はあるけれど、店舗や展示商品数が限られるので、プロジェクト実施中に商品に触れることができる機会がもっとあればいいと感じる。実行者側で独自に開催するという方法もあるが、場所や資金及び集客の面で難しいことが多く、「Makuake」でそこをサポートできたらよりプロジェクトにチャレンジしやすく、サポーターもより商品を理解した上で応援購入できるのではないかと思う。

・プロジェクトの公開前段階から情報を出していくのはどうか。最近自社で取り組んでいるのは、商品発売前の試作段階から情報を公開していくこと。事前に盛り上げてから発売につなげている。「Makuake」自体にそういう機能があってもいいのではと感じる。メーカーは日々ものづくりをしているので、その様子を「Makuake」で情報発信し、そこから生まれた新商品を応援購入できる場所として活用できるといいと思う。

 

■次回に向けて

・実行者やサポーターに対して、プラットフォームとして周知すべき情報を届ける手段の再検討。

・次回の実行者分科会では、フード・飲食店・エンタメなど他ジャンルの実行者からの意見を募る予定。

 

(※)「Makuake SHOP(マクアケショップ)」とは、「Makuake」でプロジェクト実施中の商品の展示、もしくは「Makuake」でプロジェクトを実施した後、一般販売に至った商品を実際に手にとって購入できる実店舗。伊勢丹新宿店やエディオン京都四条河原町店など、現在全国約10店舗で展開中。

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