アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」を運営する株式会社マクアケ(以下、当社)は、「Makuake」のプロジェクトに関わった日本酒の酒蔵が、2013年のサービス開始から累計400蔵を突破したことをお知らせします。
これは、日本全国に1,536蔵(※1)あると言われている酒蔵の約4分の1が「Makuake」のプロジェクトを活用しているという計算です。
■概要
当社は2013年5月の創業後、同年8月に「Makuake」のサービスを提供開始し、新しい商品やサービスを生み広げたい事業者(以下、実行者)とそれに共感し応援購入する生活者(以下、サポーター)をつないできました。
中でも日本酒ジャンルのプロジェクトは累計700件を超え、「Makuake」の中でも特に人気の高いジャンルの1つです。
またコロナ禍で日本酒業界が厳しい状況にあった時期には、「オンライン日本酒市(※3)」の開催や「酒類事業者特別サポートプラン(※4)」の提供を行うなど、当社も日本酒業界をともに盛り上げていきたいという想いで支援を続けてきました。
そしてこの度、「Makuake」のプロジェクトを活用した酒蔵(※2)が400蔵を突破しました。
該当する酒蔵が関わるプロジェクトの累計応援購入総額は8億円を超え、累計のサポーター数は8万人以上にのぼっています。(2025年3月現在)
さらに該当する酒蔵の所在地は全国47都道府県のうち46の都道府県に分布しており、日本全国ほぼ全ての地域の酒蔵が「Makuake」を活用しています。なお、「Makuake」を活用した酒蔵が最も多いのは新潟県で32件、続いて京都府で22件でした。
該当プロジェクトのうち、応援購入総額TOP3は以下の通りです。
1位:能登の酒を止めるな!被災日本酒蔵共同醸造支援プロジェクト【第一弾・2024春】
能登半島地震により甚大な被害を受け酒造りが困難になった能登の酒蔵を支援するため、全国の酒蔵が被災蔵と共同で日本酒を作り、被災蔵の銘柄の流通を止めない仕組みを実現させるというプロジェクトです。
集まった応援購入金額は、酒蔵の再建などに活用されています。
2位:日本初!大学構内の日本酒蔵。上川大雪酒造が北海道十勝の国立帯広畜産大学に創設
上川大雪酒造が「教育・研究・人材育成」をテーマに帯広畜産大学キャンパス内に酒蔵を創設することを機に、大学内の酒蔵で初めて仕込む記念のお酒を提供したプロジェクトです。
帯広畜産大学と連携し、北海道十勝から次世代に向けた日本酒業界の人材育成を行うことを目指しています。
3位:北海道・道南エリアで約35年ぶりに新たな酒蔵『箱館醸蔵』が誕生。限定日本酒発売!
北海道・道南エリアにおいて35年ぶりとなる新たな酒蔵の誕生を記念して「Makuake」限定のファーストタンク醸造の日本酒を提供したプロジェクトです。
道南地域への貢献と、現地の仕込み水・現地の酒米・現地の風土で造られた「道南テロワール」の魅力の発信を目的に実施されました。
4位:「酒づくりの神様」農口尚彦杜氏(84)の最後の挑戦を応援しよう。
5位:-2℃で味わう新しい日本酒体験。雪がとけるように味わいが変わる「雪どけ酒」冬単衣
これらをはじめとして、酒蔵が関わる多くのプロジェクトが「Makuake」を通じて生まれてきました。
※1:出典元 国税庁「酒のしおり(令和6年6月)」内「酒類等製造免許場数の推移」 https://www.nta.go.jp/taxes/sake/shiori-gaikyo/shiori/2024/pdf/0015-1.pdf
※2:定義…清酒の酒類製造免許を持ち、プロジェクト実行者となった酒蔵もしくはプロジェクトのメインとなるリターンに製造などで深く関わっている酒蔵。清酒の酒類製造免許を持たない蔵や事業者、プロジェクトで企画されたイベントに参加したのみの蔵、廃業した蔵は除く。
■日本酒業界の概況や課題 及び「Makuake」を活用するメリット
日本の「伝統的酒造り」は2024年12月にユネスコ無形文化遺産に登録され、世界からの注目度は高まっていますが、日本酒業界を取り巻く環境は、特に近年大きく変化しています。
20~30代の若年層の日本酒離れなどを起因に清酒の課税数量はピーク時の約4分の1程度とも言われ(※5)、さらにコロナ禍においては業務用の売上が激減し苦境に立たされました。
そして依然多くの酒蔵は、販路の拡大や安定化、新たな顧客層の開拓、後継者不足や技術継承など多くの課題を抱えています。
そのような中でも現状を打破すべく、新たな取り組みに挑戦する酒蔵も多数あります。
アフターコロナでは家飲みの定着や高品質な純米酒・吟醸酒への関心の高まりに伴い、ECを活用し販路を拡大すると同時に生活者と直接コミュニケーションを取る動きや、「生活者に選ばれる価値ある銘柄」になるべく他社との差別化やブランディングに取り組む酒蔵が増えています。
当社はこうした日本酒業界の課題解決に寄与すべく、「Makuake」のプロジェクトを通してアタラシイものと全国の日本酒ファンとの出会いを創出してきました。
若年層のファン拡大を目的とした「若手の夜明け」プロジェクトや「SAKEPARK」プロジェクト、蔵のアトツギであり日本最年少(当時)の女性杜氏が想いを次世代につなぐため挑んだ吉田酒造有限会社によるプロジェクト、街のシンボルでもある酒蔵の煉瓦煙突を未来に残すための八百新酒造株式会社によるプロジェクトなど、全国の酒蔵に様々な目的で「Makuake」を活用いただいています。
今後も当社は、日本の伝統を築いてきた酒造りの文化継承と新しい価値の創出に挑戦する全国の酒蔵をサポートし、ビジョンに掲げる「生まれるべきものが生まれ 広がるべきものが広がり 残るべきものが残る世界の実現」を目指します。
※3:オンライン日本酒市について https://www.makuake.co.jp/1935/
※4:酒類事業者特別サポートプランについて https://www.makuake.co.jp/2308/
※5:出典元 国税庁 酒レポート 令和6年6月 https://www.nta.go.jp/taxes/sake/shiori-gaikyo/shiori/2024/pdf/0002.pdf
■「Makuake」サービス概要
サービス名:アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」
「Makuake」は、プロジェクト実行者が開発背景などのストーリーとともに発表する新商品や新サービスを、サポーターが応援の気持ちを込めて先行購入することができる、「アタラシイものや体験の応援購入サービス」です。全国約100社の金融機関との連携により日本各地の事業者が活用しているほか、国内外の流通パートナーとも連携し、プロジェクト終了後も事業が広がるよう支援しています。また、プラットフォームとしてプロジェクト実行者とサポーター双方の利便性と満足度向上を目指し、プロダクトの改善や新機能の開発に注力しています。
Web URL:https://www.makuake.com/
iOSアプリ:https://apps.apple.com/jp/app/id1274816320
Androidアプリ:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.ca_crowdfunding.makuake_android
株式会社マクアケ 広報担当
press@makuake.co.jp